過去記事

父の命日。

今日は父親の命日。
4年前に亡くなった父のことを思い出すと今でも涙する。

亡くなる2日前に母と2人ICUに面会に行ったとき、
『お父さん』と声をかけると眉間にしわを寄せて身体をねじらせ苦しんだ時があった。
そのつらそうな姿を見ていることが出来なくって
『お父さん、もういいよ。。。』とつぶやいた瞬間、すっと静かに眠った。
私はその時に父の魂が身体から抜けたと思い、思わず上を見上げた。
それから目が覚めることなく逝ったのだった。

遺体を家に運び、父を囲みながら姉と父に鼻を近づけてにおいを嗅いだことがあった。
『お父さんの匂いがする?』と生きているときはそんなことしたこともなかったのに、
その時は『ほんとだ?。するする?。』なんて喜んでいた。

葬儀が終わったころから、父の匂いがどこからともなくして、
父を感じることが何度もあった。
その匂いは1週間ほどでなくなった。
その間、父は私が分かる方法で近くにいるよって伝えてくれていた。

母や姉にこのことを伝えても理解できないようだった。
でもあなたがお父さんに一番気持ちを伝えていたからじゃない?と言ってくれた。
亡くなったことは今でも悲しいけど、父には精一杯の気持ちを伝え、
悔いのない別れをすることができた。
4年経った今でも鮮明に父の顔を思いだすことができる。
今日は父の命日、大切に過ごしたい。

そして、今日はもうひとつ私にとって大切な一日となる。
昨日、お世話になっていたバイト先をやめた。
たった8カ月の短い間だったけど、地元の方と触れ
一緒に汗を流せたことは本当にうれしいことだった。
せいの仕事を手伝うと言うと、快くみんながんばってねって応援をしてくれた。
何だか背中を押してくれたようでうれしかった。がんばりたいな。

父の命日から始まる大切な一歩。
龍神村に来て、たくさんの方にお世話になったことを本当に感謝した。
たくさんの人の顔が浮かび、一人一人に『ありがとう』を伝える。
思いだすたびに優しい気持ちにしてくれる父に感謝があふれる。
ありがとう。ありがとう。

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