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?旅日記 山口・こびとのおうちえん

せいが宮崎にいる時にとってもお世話になったと聞いている山口の大下さんのお宅におじゃましました。奥さんのりかさんと今回の訪問を快く受け入れてくだり実現しました。
大下さんはオーガニックの材料で作るおいしいお菓子のお店”欧舌”を経営、自然農のお米や野菜を作り、森の中の幼稚園こと”こびとのおうちえん”をし、4人の子育てをしているとても多才で忙しい方でした。
私たちは、寝泊りをさせていただくお礼に、おうちえんの園児たちと混ざって一緒に遊ぶことが大きなお仕事でした。お仕事というよりも、遊んでもらったというのが正しいかな^^
この貴重な体験は大きな大きな出来事でした。
こびとのおうちえんは、『受け入れられるという経験と場が人を育てる』がテーマになっています。
安心して育つ環境が本当に子どもたちも、そして私たちにも大切なのかもしれないですね^^
こびとのおうちえんは、ミーティングから始まります。ミーティングでは、ひとりひとり今日は何をして遊びたいのか?を聞きます。
『わんちゃんと遊ぶ』『泥んこ遊びをする』『ミキサー車で石を運ぶ』それぞれにやりたいことを自分で考え、決めて行く力を育てます。その中で調和を学ぶそうです。
小さいころを思いだすと、あれをして、これをして、って何もかもがプログラムされていて、自分が何をしたいかなんて聞かれることなんてなかったと思います。
私のおうちえん体験は感動から始まりました^^
おうちえんの2階にはハンモックとブランコがあります。晴れの日は外で、雨の日は2階で遊びます。
この日は雨が上がったばかりでしたが、泥んこになって外で遊びました。おうちえんは大自然の中にあります。森が園庭。素敵でしょ^^
みんなみんな遊びに夢中です。本当にかわいかったな。泣いたり、笑ったり、怒ったり。子どもたちと遊ぶのは幸せでした。
おうちえんでは大人も小さな子どもも一緒に遊びます。時には珍客が来たりします。
この日はアナグマも登場して園児たちは興味津々。あまりにみんな集まるからなかなか外に出れずにいました^^
わんちゃんたちも一緒に遊んでもらいました。おうちえんはちょっとしたドックラン化していました^^思いっきり遊んでもらってわんちゃんたちも満足そうでした。
2日目の午前中はもちつきでした。園児たちも杵でおもちをつきます。つきたてのおもちを丸めて今日のお昼ご飯です^^
ちなみに臼にはついさっきまで泥んこ遊びの道具でした^^
お昼ごはんのメニューは1日目が五目の混ぜご飯と雑穀のお味噌汁。2日目が園児がついたおもちと野菜のすまし汁でした。
ゆっくりとした時間の中で、せかされることなくいただきます。嫌なものがあったとしたら、一口だけ挑戦してダメなら無理にすすめることはありません。給食というより野菜が嫌いで学校に行きたくなかった私は、無理やり食べさせられた嫌な思い出があります。今ではベジタリアンですが^^
今回のおうちえん。本当に勉強になりました。子ども同士でおもちゃの取り合いやけんかが起こったとき、最初は戸惑いがありました。
よっこ先生のひとつひとつの対応、園児への向き合い方。その姿を見て、私も少しだけ子どもと向き合うことができたように思います。みんなが帰った後にゆっくりとお話をさせていただき、たくさん子どもたちのこともシェアできました。子どもたちの気持ちを受け入れて、育んでいく。そんなおうちえんは素敵でした。

大下さんに、私が戸惑ったときに横を向いたら正解があって、それで私もすぐに実践ができましたとお話をしました。大下さんから帰って来た言葉は、『正解って何が正解かわからない。ただ今はこれが一番の方法だと思っているだけなんだよ』でした。
正解ってした時点でそうでないものは正しくないことになってしまいます。今はこれが一番。もっと素敵なものがあったらいつでも変われる。そんな勇気を持ちたいなって思います。

大下さんのゆったりとしたあたたかい人柄に魅かれ、それを支えるりかさんの強さに魅かれ、周りにいるあたたかい人たちに魅かれ、子どもたちの素直さに魅かれ、自然の優しさに魅かれ、そんな魅了されっぱなしの2日間でした。

本当に本当にお世話になりました。
たくさんの幸せな気持ちをありがとうございました。
nozomi

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