自分を救ってくれた家族。心からありがとうと伝えたい。
生まれ育った家庭があまり幸せではなかったので
心のことを深く考えるようになりました。
なぜ人は傷つけあうのだろう。
本当の優しさ、本当の幸せって、一体何だろう。
そんなことを考えながら育ちました。
23歳のとき、付き合っていた彼の子どもを妊娠。
結婚するつもりで付き合っていたものの
まだ籍を入れていなかったので両親に反対され
まだ若かった彼にも「親になる自信がない」と言われました。
でも、どうしても自分の中で育っている命を殺すことはできず、
みんなを説得して産むことを決意。
激しいつわりと闘い、やっと退院間近というとき
子どもがもう動いていないことがわかりました。
その後、彼とは入籍し、正式に結婚したのですが
たった1年半で別れることになりました。
もう結婚はせず、一人で生きていこうと決めましたが、
心も身体もボロボロでした。
自分の人生を生きようと必死に頑張っているとき、
出会ったのが今の主人でした。
今の主人と結婚してからも、すべてがいいことばかりでは
ありませんでした。喧嘩もたくさんしました。
何度も「もう一緒にはやっていけない」と考えたこともあります。
でも振り返ってみると主人は私の命の恩人なのです。
その後二人の男の子が生まれました。
親子そろって元気でいられるのも主人のおかげです。
子どもたちはそれぞれ個性的に育っています。
長男はちょっぴり甘えん坊で母さん子。
毎日のように「お母さんが一番好きよ」と
言ってくれます(何歳まで言ってくれるかなあ)。
次男はそんな兄を押しのけ、割って入り、
髪の毛をむしっていつも兄を泣かせています。
でも二人ともとっても仲良しで優しい子達。
自分のことが嫌いで、
生まれてこなければよかったと思っていた私が
「人間を一人産み出したのだから、それだけでも生まれてきた甲斐があった」
と思えるようになったのは、長男のおかげです。
もちろん、いろんな出会いがあり、
そのおかげで今の私の家庭はうまくいっているのですが、
私にとって一番大切なものは家族です。
子どもたちの寝顔を見ているとき、小さな手を握って
いるときが一番幸せ。
その4番目の家族が私のもとにやってきてくれたのが
12月17日でした。この日は私の家族が勢ぞろいした日。
大切な記念日です。
「お父さんとお母さんの子になってくれてありがとう」
と心から伝えたい(伝えてるけどね)。
自分の子どもや自分の家族だけでなく
世界中の人が、世界中の子どもたちが幸せでいられる世界を
生きている間に見届けたいと思っています。
この夢を実現するためにも、
まずは自分が幸せになり、
まずは自分の家族に、愛と感謝の想いを伝えたい。
そして、幸せを世界中に広げていきたいです。
生まれてきてくれたこと、
そして、愛してくれたこと、
ありがとう。
家族4人がそろった日